ジャニーズのオタク、名古屋で初心者ベイベーと呼ばれる

 ※ベイベーとは、及川光博さんのファンの総称です

 

7月8日、大阪在住の私は高速バスに乗って名古屋に来ていた。

記念すべき関ジャニ∞の関ジャム生放送回をリアルタイムで見るために…

(関西は2時間遅れ放送)

 

名古屋に着いたはいいけど、放送までに時間があるな~どこで遊ぼうかな~と思っていたところで、愛知県在住のフォロワーさんの「今日はミッチーのライブ」というツイートが目に入る。

 

マ、マジ…?

 

ミッチーのライブの福利厚生がヤバいという話は「遠隔ハグ(ミッチーが一度にファン全員を抱きしめることのできるシステム)」などのワードから断片的に知っていたので、死ぬまでに行きたいな~とは漠然と思っていたけど、具体的にツアー日程を調べたりはしていなかった。

へ~今日…今日なんだ…

まんまと当日券を買った。

突然思い立ったことなので、アルバムの予習をしてない!ミッチーの曲全体においても、きちんと覚えている曲はなぜか『三日月姫』しかない!みたいなほぼ丸腰の状態での参加となってしまった…

不安ではあるけれど、曲知らなくても楽しいって聞くし、こういう現場の縁みたいなものに身を委ねて後悔をしたことは無かったので、チケットに関しては迷わず購入した。

 

ここで驚いたのが、席種が

・指定席

・ゴーゴー!シート

・サイコー!シート

の3種あるということ。

私が今回購入したのは一番安いサイコー!シート

最後列をもじった座席名で、なんと3,000円という破格で人間とダイヤモンドのハーフを見ることが出来る。

ちなみに、私は「なにごとも良いように言い換えられる力」がこの世で1番偉大な才能だと信じているので、このポジティブ極まりない席種の名付け方の時点でだいぶミッチーというお方にときめいてしまっていた。

 

ここからコンサートの感想などを箇条書きで…

 

・ミッチーのコンサートはベイベーとミッチーの間で"愛"が永遠に循環していてヤバい

 

突然何の話?ていう感じだけどこれがマジですごいと思った。

大体のコンサートって、ある程度ファンとアーティストの間の愛の受け渡しが行われる場所だとは思うんだけど、ミッチーのコンサートにおいての愛は、「受け渡し」を通り越して「循環している」としか言いようがない。

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なんだ?この図

 

ミッチーが「愛してますか?」と聞けば、ベイベーは「愛してまーす!」と答えるし(イェーイ!じゃダメなんだ…と思ってかなり緊張した)、

ミッチーが曲の間奏中に「キャーって言え!ミッチーって言え!」と煽ったら、ベイベーは「キャー!ミッチー!」と言う。

ミッチーはミッチーで、ベイベーたちに絶えず投げキッスを贈ったり、愛の言葉を囁いたり、お尻を触らせてくれる。

そう、ミッチーはお尻を触らせてくれる。本当にびっくりした。

衣装替えをして、スタイルに合った美しいズボンを身にまとったミッチーが出てきたんだけど、ベイベーの熱視線に気づくやいなや、

なに?お尻がきれい?触る?と問いかけ、最前列のベイベーにマジで触らせていた。

ミッチーのコンサートに参加すると、運が良ければお尻を触ることができる。

アメリカンドリームならぬミッチードリームを強烈に感じた。

尻の話を思ったより長くしてしまったけど、とにかくとても完璧な機構がそこにはあり、ミッチーとベイベーが築き上げてきた信頼関係を垣間見ることが出来てすごく嬉しくなった。

 

・ミッチーのスタイルがヤバい

 

急遽決定したコンサートだったので、現場にはいつも持っていくはずのやや大人げない価格で買った双眼鏡が手元にない。

どうやら会場にはモニターもないらしく、座席は上記の通り最後列なので、きれいなお顔がよく見えなくて残念だな~と思ってたけど、特に問題はなかった。

なぜなら、ミッチーのスタイルが抜群に良いから!!!

お顔があまり見えなくても、足が長い人間が踊っているところを見るだけで人間は幸せになれる。

今回のコンサートで得た気づきだった。

 

・ミッチーには執事がいてヤバい

 

ミッチーには執事がいる。

名前をチエホフと言う。

なんか、冒頭からジャケットを預かったりギターを渡したりする、めちゃくちゃ正装のスタッフがいるなあとは思ってた。

バックバンドメンバーの紹介の流れで「執事のチエホフ!」と紹介されていた。

今思うと「執事って何?」だけど、この時点ではたとえ初心者ベイベーであろうと、すでにミッチーとベイベーの作り上げる会場の空気にあてられているので、「まあミッチーなら執事の1人や2人くらいいるわな…」とすんなり受け入れることができる。

ちなみに執事チエホフのTwitterアカウントがあるらしい。

一人称、名前なんだ かわいい

 

・メガネのミッチーで世界がヤバい

 

1部*1が終了して、2部の冒頭には「愛と哲学の小部屋」というコーナーがある。

会場にいる子羊ベイベーから寄せられた悩み・質問などにミッチーがその場で回答してくれるというコーナーだ。

タイトルがすごくいいよね。

 

ここで、個人的にすんっっっっごく驚く出来事が起きた。

ミッチーが、メガネで出てきた!!!!!!!!!!!

 

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興奮しすぎて絵を描いてしまった。

ミッチーにしか着ることのできない水色のスパンコールのシャツを着ていた。

(赤いメッシュをしていたらしいけど視認できなかったので想像で補完)

 

ここからは私の趣味の話をするので読み飛ばして頂いても構いません。

 

冒頭で私はミッチーの曲に関しては『三日月姫』しか知らないと述べたけど、逆になんでこの曲だけ知ってるの?というと、

 

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これです。

この人は『三日月姫』のMVの途中から出てくる謎の「精神科医M」というキャラクターなのですが(詳しいことはあまりよくわかっていない)、このキャラクターに中学生の頃に出会った時から、及川光博は世界で一番メガネが似合う人だと思っている。マジもマジ大マジ。

そんなメガネが世界一似合う人がメガネをかけてステージに登場したので、完全に面食らってちょっと泣いてしまった。

ミニコーナーの間だけでも自分のメガネ姿を披露してくれるなんて、サービス精神の行き届いたお方よ…としみじみしていたら、メガネをかけたまま1曲踊ったので、今度こそしとどに泣いてしまった。

 

・初心者にヤバいくらい優しい

 

ミッチーのコンサートは、ベイベーがまあ〜〜踊る。

もうめちゃくちゃ踊る。

事前知識としてあったけど、こんなに踊るのか!というくらい踊っていた。

そして、その踊りの難易度設定がとても上手だと思った。

初見で覚えるには難しいけど、何度か踊ったら覚えられそうで、完璧に踊りきれたらめちゃくちゃ楽しいんだろうな という位置にちょうどある踊りで、これは確実にコンサートのリピート要因になるな…と実感できる。

でも、そんなミッチーのコンサートの初心者ベイベーに優しいところは、踊る曲になるとミッチーの両サイドに短パンのちょっとエッチなお姉さんが立って、ファンが踊るべきフリを踊ってお手本を見せてくれるのだ。

普段から、ちょっとエッチなお姉さんがいかんなくその才能と肉体美を発揮している光景を見るのが好きな私としては、見て楽しい踊って楽しいで最高の空間だった。

 

とにかく、ミッチーは初心者ベイベーに対する配慮を欠かさない。

初心者ベイベー!」とミッチーが呼んでくれて始まる、初心者ベイベーだけのC&Rの時間がある。

少人数で声を出すのはかなり緊張するけれど、頑張って答えたら、ミッチーが「そんなに序盤からかっ飛ばして大丈夫〜?」と笑ってくれたので、あっこれで良かったんだ…と安心した。

また、このC&Rは初心者であることを周りに知ってもらう効果もあって、その後は「私は今申し上げた通り初心者なので許してくんさいね」と気が大きくなってヘタクソな踊りを堂々と踊ることができた(果たしてそれでいいのかは分からない)

 

 

・ご当地挨拶がヤバい

 

MCタイムでひと段落ついたと思ったら、ミッチーが突然

ソクラテスの時代から…」と切り込んできた。

えっ?なんだなんだ

哲学…すなわちフィロソフィアという概念が生まれて、

いきなり哲学の話が始まってしまい、固唾を呑んで聞き入る私(本当にいきなりだった)

フィロは愛、ソフィアは知る…

うん

愛を知る…そう、愛知…

あ、これそういう話!?

ソクラテスの時代から、ここ愛知県は愛を知っている場所なんだ…だから君たちはこんなにも優しいんだろうね

う、うおーーー!!!ミッチーすげーーー!!!(?)

なんか最後の方、詭弁で頭をぐっちゃぐちゃにされた気がしないでもないけど…

とりあえず、ここで私は戸惑うよりも何よりも、「羨ましい〜!」という気持ちでいっぱいになった。

だから君たちはこんなにも優しいんだろうね」とつぶやくミッチーの声音が本当に本当に優しいのだ。

しかし、そこに立つ私は愛知県民ではなく大阪府民である。

いや~~~~~~~ん

私もミッチーにいつか大阪府民として褒められたい!大阪のご当地挨拶を是非聞きたい!大阪のいいところをミッチーの口から言ってもらいたい!と強烈に思わせる力が、ミッチーの言葉にはあった。

そんなこんなで、次回ツアーがあれば大阪公演に参加することを固く固く誓い、私の初めてのミッチーコンサートは幕を閉じたのでした。

 

他にも、チアガールのポンポン(グッズ)を持って踊る歌が楽しい話とか、

アンコールのコール中ですら演出がすごくて飽きない話とか、

エム・アイ・ティー・シー・エイチ・ワイ!ミッチー!と親衛隊っぽいコールをする場面があってめちゃくちゃ面白い話とか、

色々あったけれど字数の関係で割愛します。

 

とにかく言いたいことは、実生活で愛に飢えている人、確かな愛に触れてみたい人、などはミッチーのコンサートに行くと、多分答えが見つかる。ような気がする。

ので、ぜひ行ってみてほしい。

及川光博|コンサートチケット情報・販売・予約は ローチケ[ローソンチケット]

私が参加した今ツアーは残すところ静岡・東京の2公演となっている。

上記リンクからだと多分静岡のチケットは12日いっぱいまで購入できるっぽい(7/12 2:00時点)

私は今回の名古屋公演の当日券については、公式Twitterから情報を得たので、そちらを監視してみても良いかもしれません。

 

コンサートに参加して、ミッチーがベイベーと織りなす愛の奇跡の目撃者になろう!

以上です!

*1:ミッチーのコンサートにはなんとトイレ休憩が用意されている。頻尿の私にとても優しい。